フィギュアスケート令和4年度強化選手(2022/2023シーズン)日本スケート連盟/2022年4月21日付

日本スケート連盟公式サイトで令和4年度強化選手が発表されました(2022年4月21日付)。
(2022年/令和4年)
2022-2023シーズンの期間は2022年7月1日から2023年6月30日。
フィギュアスケート特別強化選手は男子6名、女子4名(2022年4月21日発表時点)。
※6月ごろのグランプリシリーズのアサイン発表の後や、ジュニアグランプリ出場選考会の後に強化指定が変更される場合があります。
日本スケート連盟
(公式サイト)
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強化選手 | 公益財団法人 日本スケート連盟
※令和4年度強化選手ページは7月1日公開予定です
令和4年度強化選手 フィギュアスケート(pdfファイル)
2022年4月21日付

■令和4年度強化選手(フィギュアスケート)
*: JOCオリンピック強化選手
▼特別強化選手:男子シングル
*羽生結弦(ANA)
*宇野昌磨(トヨタ自動車)
*鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大学)
*友野一希(セントラルスポーツ)
*三浦佳生(オリエンタルバイオ/⽬⿊⽇本⼤学⾼等学校)
*壷井達也(神戸大学)
▼特別強化選手:女子シングル
*坂本花織(シスメックス)
*樋口新葉(明治大学/ノエビア)
*河辺愛菜(中京⼤中京⾼校)
*三原舞依(シスメックス)
▽強化選手A:男子シングル
*三宅星南(関⻄⼤学)
*佐藤 駿(明治大学)
*山本草太(中京大学)
*吉岡 希(法政大学)
▽強化選手A:女子シングル
*渡辺倫果(法政大学)
*松生理乃(中京⼤中京⾼校)
*住吉りをん(オリエンタルバイオ/明治大学)
*島田麻央(木下アカデミー)
*千葉百⾳(東北高校)
▽強化選手B:男子シングル
島田高志郎(木下グループ)
本田ルーカス剛史(木下アカデミー)
片伊勢武(関⻄⼤学)
大島光翔(明治大学)
中村俊介(木下アカデミー)
森本涼雅(木下アカデミー)
菊池竜生(目黒日本大学高等学校)
▽強化選手B:女子シングル
吉田陽菜(木下アカデミー)
柴山 歩(木下アカデミー)
横井ゆは菜(中京大学)
田中梓沙(木下アカデミー)
中井亜美(MFフィギュアスケートアカデミー)
櫛田育良(木下アカデミー)
▽特別強化選手:ペア
*三浦璃来(木下グループ)
*木原龍一(木下グループ)
▽強化選手A:アイスダンス
*小松原美里(倉敷FSC)
*小松原 尊(倉敷FSC)
*村元哉中(関西大学KFSC)
*高橋大輔(関西大学KFSC)
▽強化選手B:シンクロナイズド
神宮アイスメッセンジャーズ
▽強化選手B:アイスダンス
來田奈央(木下アカデミー)
森田真沙也(木下アカデミー)


強化選手に選ばれると、ランクに応じて強化費が支払われます。
また日本代表選手として国際大会に出場するためには強化選手に指定される必要があります。ジュニアグランプリシリーズや国際B級大会に派遣するためにシーズン途中で強化選手に追加されることがよくあります。
新年度の特別強化選手、男子シングル・女子シングルは全日本表彰台+四大陸選手権・世界ジュニア選手権でメダルを獲得した選手。
オリンピックシーズンで四大陸にトップ選手が出場しなかったチャンスがあったとはいえ、今季はISUチャンピオンシップメダリストがたくさん生まれました。
世界選手権は宇野昌磨選手(金)、鍵山優真選手(銀)、坂本花織選手(金)、三浦璃来&木原龍一組(銀)。四大陸選手権は三原舞依選手(金)、友野一希選手(銀)、三浦佳生選手(銅)、村元哉中&高橋大輔組(銀)。世界ジュニアは壷井達也選手(銅)。
今年大学に進学した強化選手は、鍵山優真選手(中京大学)、佐藤駿選手(明治大学)、住吉りをん選手(明治大学)、片伊勢武選手(関西大学)。鍵山選手は横浜から愛知へ。それぞれの大学は先輩後輩仲良さそうで良きかな。
河辺愛菜選手は高校3年で拠点を京都から名古屋へ移動。京都両洋高校から転校して、所属が木下アカデミーから中京⼤中京⾼校になりました。グランプリ東海からこの春独立した樋口美穂子コーチの指導に変更。河辺選手の所属は名古屋のグランプリ東海→邦和→京都の木下アカデミー→名古屋へ。
名古屋に帰ってきた理由は「進学や家族のことなどを考えて」(名古屋に父親が残って母と弟と3人で京都に移住)と言っているけど、外野から見るとオリンピックも世界選手権も惨敗では京都でスケートを続けるのはつらいだろうなという勘繰り。樋口コーチは小さい子たちを指導したいと独立したので、トップ選手を積極的に育てたいわけではありません。ブルームオンアイスには出演したから、木下アカデミーは表面上穏やかに送り出してくれたということで。
紀平梨花選手は前シーズンは全日本選手権も国際試合も出場できなかったので、救済なしで強化除外。グランプリシリーズでアサインがあれば強化復帰できると思われます。
宮原知子さん、田中刑事さんはシーズンの終わりに引退発表。すぐにプロスケーターとしてアイスショーに出演。きちんと引退後の仕事も確保できるぐらい人脈があるならこの先も安心して応援できます。
鍵山優真選手が昨年から所属する健康食品販売業「オリエンタルバイオ」がスケート部を創立。この春から所属の三浦佳生選手、住吉りをん選手と合わせて3人が初代部員となりました。フィギュアスケートを応援してくれる企業が増えるのはありがたいことです。
羽生結弦選手は特別強化選手に決定したものの、来季の現役続行を明言していません。
全日本優勝、オリンピック4位なら十分特別強化指定に値しますが、これから試合に出るかわからないのです。
4月21日に日本スケート連盟の令和3年度表彰祝賀会がありましたが、優秀選⼿に選ばれた羽生選手は出席しませんでした。
来季(2022-2023シーズン)の世界選手権は日本(さいたま)で2023年3月に開催予定なのでそこまで頑張る可能性も捨てきれないけど、直近のオリンピックで日本選手三番手で終わり、もう全日本選手権欠場しても特別待遇で世界選手権代表選出は無理でしょう。オリンピックではループなど右足に負担のかかるジャンプが入れられなかったし、あと1年右足が持つかどうか。ファンタジーオンアイス全公演出演なら、競技のために体を休める気はなさそうです。
日本のシングル選手では最年長になり、引退後の生き方を模索する時期に来ています。オリンピック2連覇しても引退後はそれに見合う仕事がないとなると後輩たちががっかりするので、希望が持てるような道を示してください。


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