令和3年夏、東京都内のアイススケートリンクがほぼ利用できない事態

令和3年夏、東京都内の通年スケートリンクが壊滅的な状態です。
令和2年(2020年)の夏には滑走できるアイススケートリンクが4か所ありました。
(高田馬場、東大和、神宮外苑、東伏見)

高田馬場のシチズンプラザが2021年1月に閉館。
東大和スケートセンターが施設不良のため、2021年5月31日(月)から休業。
再開のめどが立っていません。
スケート | BIGBOX東大和
明治神宮外苑アイススケート場はオリンピック・パラリンピック期間は施設を貸し出して、営業再開は2021年9月20日の予定。
明治神宮外苑|アイススケート場
▽東京オリンピック・パラリンピック競技大会開催に伴う苑地協力について
・貸出期間:(自)令和3年7月1日 (至)令和3年9月19日予定
・営業再開:令和3年9月20日予定
東京2020オリンピック:2021年7月23日(金)~8月8日(日)
東京2020パラリンピック:2021年8月24日(火)~9月5日(日)
8月24日(火)はパラリンピック開会式。
この夏に都内で営業しているのは東伏見のダイドードリンコアイスアリーナのみ。
土日祝は貸切営業で一般滑走はできません。
8月20日(金)の時点で8月、9月の空いている貸切枠はありません。
8月21日(土)・22日(日)はローカル大会「東京夏季フィギュアスケート競技大会」のため一般滑走休み。
ダイドードリンコアイスアリーナ :西武鉄道Webサイト
緊急事態宣言発出に伴い、7月12日から当面の間は、
貸切および一般滑走営業時間は 5:00~20:00
※フィギュアクラブ・各種教室・アイスホッケークラブは引き続き営業しております。
☆一般滑走営業は混雑時に、入場制限をする場合があります。
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都内でのスケート練習ができなくて、他県へ遠征せざるを得ない状況。
神奈川、埼玉、千葉など首都圏のスケートリンクでは、緊急事態宣言発出で新規貸切を断ったり、利用時間を制限したりしています。
首都圏から離れても、いきなりスケートリンクが臨時休業する場合もあります。
アイスホッケー大会での新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、施設職員が濃厚接触者に判定されたため、北海道苫小牧市内のスケートリンク4か所が1週間ほど臨時休館になりました。
北海道苫小牧市の屋内スケートリンク4か所を臨時休館/2021年8月14日(土)~22日(日)〈アイススケートリンク情報〉
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オリンピックの水球会場となる辰巳国際水泳場(東京都江東区辰巳)は、大会終了後にアイスリンク(通年)施設として整備することになっています。
近くに「東京アクアティクスセンター」が建設され、競泳、飛び込み、アーティスティックスイミングの会場として使われ、大会終了後はこちらを水泳用プールとして後利用します。
東京辰巳国際水泳場
東京辰巳国際水泳場の後利用|東京都
東京はスケートの指導者も生徒も多いのに、圧倒的に土地が足りない。
辰巳水泳場がスケートリンクになっても、まだまだ足りない。
来年2月の北京2022冬季オリンピックで興味を持った人たちがスケートをやってみようとしても、受け入れるスケートリンクがないのでは競技の振興につながりません。
2021年11月5日~7日に中国・重慶で予定されていたグランプリシリーズ中国杯は、中国で開催できなくなりISUが代替地を検討しています。バブル方式で大会開催の準備ができないらしいです。
北京オリンピックが開催される保証もありません。
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