名古屋のフィギュアスケート指導者、山田満知子コーチの自叙伝「満知子せんせい」を2024年1月から中日新聞で不定期連載しています。
(原則、火曜日~土曜日掲載。祝日の翌日は休載)
第一部(全20回)は2024年1月23日~2月20日に中日新聞朝刊に掲載。
第二部(全36回/#21~#56)は2024年3月19日~5月11日に中日新聞朝刊に掲載。
第三部は6月から再開予定。
第一部の後(3月6日)に、読者からの反応を掲載。
☆山田満知子コーチは1943年6月26日生まれ、来月末に81歳になります。
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「満知子せんせい」第第二部は「伊藤みどり」編。
伊藤みどりさんがスケートを始めたときから、オリンピックで銀メダルを獲得し1992年に現役引退するまでをたどります。
山田満知子コーチ、伊藤みどりさん本人にも取材。
現在のみどりさんがスケート教室で子どもたちに指導する姿をYouTubeで公開。
両親に連れられて4歳でスケートリンクに遊びに行き、リンクで山田コーチに指導されている子どもたちを見てフィギュアスケートに興味を持つ。幼稚園児でスケート教室に入り、小学生になって山田コーチの教え子になる。
どんどん技術を吸収して、全国で注目されるようになり、小学校の高学年になると山田コーチの家で家族同様に暮らすようになります。
(この連載では触れていませんが、伊藤みどりさんが小学校低学年のころに両親が離婚。兄・みどり・妹のこども3人は母が引き取って母子家庭で育ちます)
高校生になるころに海外留学の話が来たが、本人が断った理由を今のみどりさんに尋ねた答えが、
>「私、先生の下を離れたら、帰るところがなくなってしまう不安があるわけで。スケートも上手になりたいけど、帰る家がなくなるのは…」
みどりさんにずば抜けたスケートの才能があったのは確かだけど、山田コーチの存在がなければスケート界の歴史に残るレジェンドにはならなかったでしょう。
みどりさんにとって山田コーチは指導者であり、母親でしたから、離れたら支えがなくなって壊れていたかもしれませwん。
第三部は6月から。
浅田真央さんを中心に、宇野昌磨さん、村上佳菜子さんの話になるかな。
ちょうど宇野昌磨さんが5月9日に現役引退を発表しました。
5歳でスケートを始めて、21年の競技生活を終えました。
スケート人生のほとんどは山田満知子コーチのもとで育ちました。
浅田さん、宇野さんは山田コーチのもとを離れて、さらに選手として飛躍しましたが、「愛されるスケーター」を育てる山田コーチの信念は技術以上に大切なことを与えてくれただと気づかされます。
《関連記事》
▽中日新聞「満知子せんせい」第一部(2024年1月23日~2月20日連載)
《関連書籍》
▽伊藤みどり トリプルアクセルの先へ 単行本(ソフトカバー)
野口 美恵 (著)
出版社 : 主婦の友社 (2011/12/24)
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伊藤みどりさんが現役引退から十数年ぶりにフィギュアスケート公式戦「ISU国際アダルト大会」に出場する過程を、友人のスポーツライターがつづったドキュメンタリー。